NPO法人 『木の住まいを創る会』
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国産材への取り組み


私たちが活動している『国産材』への取り組みについて、
皆さんにもっと『国産材の魅力』、そして『国産材の必要性』を
知って頂き、また活用して頂きたく、『国産材』についてご紹介したいと思います。



なぜ国産材にこだわるのか


我が国の住宅建設は、木材需要の主要な部分を占めるものでありますが、
日本の大手住宅メーカーは、経済コスト最優先で、不均質なものへのクレームを恐れ、
さらに、情報収集に力を注ぎ、工場生産された住宅を展示して、ユーザーの視覚に訴え、
販売価格の表示、資金力、説局的な宣伝活動などに努め、得に国産木材を使用した、
在来工法のような、工法に多くの熟練した、職人や、経験豊かな大工職人を必要とする、
工法を敬遠し、工業化住宅で、均一にできる石油化学物質建材を多用する工法を選択して、
現在も、広告では、「健康住宅」をうたいながら造り続けているのです。

その結果、現在の住まいは、前述のように健康を考えるよりも、コスト、簡単・クレームを
考えた住まいづくりになり、耐久性がなく、室内に不健康を持ち込んでいるのです。

安い米栂等に代表される輸入木材に国産材はおされ、採算があわないため、山の管理は
行なわれなくなり、荒れてきている人工の杉や桧の山が増えて来ています。

枝打ちや間伐が行なわれないと、密植した木が太陽光をさえぎるため、地表に植物が
あまり生えず、表土に雨が直接あたって地表を洗い流し、森林が荒廃していきます。

木が痩せ細って、表土も流され、土砂崩壊が発生したり、台風などにより、もろく
木がなぎ倒され、風倒木になり、川下の私達と最も深い繋がりの、水と森林の関係も
危うくなって来ています。

本来の自然の山は、山に降った雨の大部分はいっぺんに川に流れ出ることなく、
森の力で地中に蓄えられます。雨の降らない時期でも、その水が湧き水のかたちで、
川に流れ出し、私達の水源となっています。特に広葉樹林はその力が大きく、
広葉樹は、森の命の源であり、清流の源でもあります。

天然広葉樹の減少、杉や桧の針葉樹林の管理放棄等、日本の森林は弱って来ています。
その上、環境が悪化し、酸性雨等が追い打ちをかけています。

このような中にあって、我が国の森林資源の充実をはかりつつ、林業活動を活発化し、
今まで外材や石油化学物質建材等の代替材にとって変わられていた国産材の利用分野を
回復して、国内需要の主たる部分を国産材が供給し得る条件をつくりあげ国産材の
復権を図ることが、森林の持つ多面的な機能を高度に発揮させ、緑豊かな国土の育成と、
均衡ある発展を図るうえから重要となっていますが、最も重要なことは、戦後、
日本の住まいの柱材を担うべく短期間のうちに植林された植林された1000万㌶もの
山の杉や桧が成木になり、日本の住宅の柱材は全て国産材で賄える時代が来つつあるという
ことです。この事は現在のように、コストだけの理由で米栂等の輸入材偏重が続くならば、
日本の山は荒廃し、日本の山を守れないという重大な問題があるのです。

私達は、木材に最も愛着を持っているグループでもあり、木材を通し、日本の住まいの
あるべき姿を真剣に考え、地道に、日本の伝統ある木造在来工法を追い求めている団体です。
ややもすると、現在の住宅産業の犠牲者になりかねない建築家・大工等の職人の立場を
互いに認識し、頑固に最も古く、最も新鮮な自然・天然建材の「木材」、さらに「国産材」で
生き抜こうとしています。

これらのことは、根底には、人間のモラルの欠如、経済効率至上主義があるのではと思います。
すべてにヒューマンな人間主義への目覚めが必要と思われてなりません。





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