人間の【第三の皮膚】の住まいに使われる建築素材に求められる機能・性能としては…
| 1. 人間に一番近い素材で、なじみやすい素材であること。 |
| 2. 調湿作用があり、結露を生じさせないこと。 |
| 3. 熱の損失がないこと。 |
| 4. 遮音性があること。 |
| 5. ホコリがついても、目立たず、ついても取れやすいこと。 |
| 6. 色彩が、目に安らぎを与え、感触、テクスチャーが快適であること。 |
| 7. 静電気を発生させないこと。 |
| 8. 使用するのが、人間なのだから、人間にとって、健康な素材であること。 |
| 9. 人間も地球の一員です。地球、環境、自然と共存できること。 |
などと、いろいろあげることが出来ますが、
これらの条件を満たしてくれる人為的、人工的な建築資材はあまり見当たりません。
つまり、これらの条件を満たしてくれるのは、
やはり、木材のような自然素材以外には、考えられないのです。
特に、高温多湿という日本の気候風土にマッチし、伐採された後も、
「樹」は「木」として新しく生き続け、調湿作用をし続け、呼吸しています。
それにより、カビや、ダニの発生を防いでくれるのです。
木の殺菌作用により、白蟻はもちろん、蚊や細菌から、住まいと共に私達をも守ってくれるです。
自然素材の天然木は、静電気が発生しないことです。
ある場所に電気が流れる限り、電磁場が発生します。
電源から離れれば離れるほど、その電磁場の強さが減ります。
ただし、その電源のそばに導体、特に良導体があれば、電磁場は導体のアンテナ効果によって
普通より強いままで残り、静電気が発生します。
建築資材の電位差を測定した場合、合成樹脂で表面処理をしたパーティクルボードから
3,000~4,000ボルトメーターが計測されます。
フェルトは130ボルトメーター、ナラのフローリング材は200ボルトメーター、
ポリエチレンは65,000ボルトメーターを計測することがあります。
自然な表面処理をほどこした天然木材の素材は、不良導体ですので、静電気は全く発生しません。
静電気はストレスの原因になることが証明されておりますので、自然な物質の使用が
いかに大切かということがお分かり頂けると思います。
「住」については、直接「食」のように口に入るものではないので、
それほどでもないと思っている人が多いと思います。
「大丈夫、大丈夫」といいながら、次第に、奈落の底のクレパスの溝に近づいています。
後戻りできたり、リカバリーがきけばいいのですが…。
生物材料というのは、かつて生命を持っていた細胞で出来ているから息をする、
だから、人間に馴染みやすく、人間に一番近い材料なのです。
環境問題では、世界的に、地球の温暖化が叫ばれていますが、
原因のひとつとして、二酸化炭素の排出があげられています。
現在の住宅は、木材を始め、合板、新建材と称されるビニールクロス等の石油化学物質等の様々な建材で
造られ、解体方法もミンチあるいはミックス解体と称され、資源の分別を行なわない方法が一般的です。
木材などの再利用の効く資材をうまく回収しリサイクルすることによって、
現在焼却されている多くの木材が回収され、二酸化炭素の排出抑制につながります。
木材は、鉄骨建材やコンクリートと異なり、製造時のエネルギー消費が少ないのです。
さらに、木は、成長する過程で、大気中のCO2を吸収し、酸素を放出してくれます。
その上、木は上手に利用することによって、永遠に再生可能な資源なのです。
松材などは、植林50年で体の主成分の炭素の量にして、約150㌧/ヘクタールを貯蓄するというのです。
この木材が、伐採され、住宅に使われると大部分が、構造材として残ります。
さらに、伐採したあとに、植林し、成長する家庭で、
さらに、100~150㌧の炭素が蓄積され続けることになります。
人間との相性は、木造住宅の方が、コンクリート住宅に比べ、9歳も長生きをする調査結果も
中尾哲也・島根大助教授らが日本木材学会で発表しています。
平均死亡年齢は、木造は66歳、コンクリート住宅57歳とのことです。
木にも問題がないわけではないのです。
木材は、乾燥を行なっても、湿度、温度等の変化により、いくぶんかの伸縮があります。
木は表面を密封しない限り、伸びちじみや狂いが生じます。
木の種類や産地によって、その程度は違いますが、この現象がまったく起こらない木はありません。
ただし、木の文化を支えてきた木材に精通した、匠たちの「にげ」・「あそび」の加工技術によって、
それを最小限に押さえることができます。
木の「節」については、木が成長するには、枝葉がなくてはなりません。
これが節として残り、材に厚さが増すほどに節が出やすくなります。
「年輪」と「節」は木が生きて来た自然素材の証拠です。
木材は、吸排湿を良くする柔らかく、ぬくもりのある生きた素材です。
木材の機能を殺さず、機能を行かした塗装でなければなりません。
機溶剤の有害物質を含む塗装を塗ったのではいけません。
「木の住まいを創る会」では、接着剤や塗料にもこだわり続けています。
使用する接着剤、塗料は、人間にも安全で、環境にも安全な無公害なものを使用しています。
ウレタン等の塗料で、木の機能を殺すのではなく、又、艶を出す必要もありません。
天然木の杉、桧、サワラ等の天然木の無垢板は、大気中に含まれている余分な水分を静かに、
ゆっくりと吸い取って、乾燥した時にその水分をゆっくりと大気に放出してくれます。
勿論、保護塗料が染み込んでいますので、普通の水や水滴は吸い込まず、はじきます。
更に、フィルターのように、台所などのいやな臭いを消し、部屋の中の環境を調節してくれます。
私たちは、その重要な空間を豊かなアイデアと数々の経験とで、自然に近く、
ライフスタイルにあわせて構成していきます。
この思想をもとに、設計、木材の選択、建材の選択、工事方法等が考え出されています。
私達は、木を豊に使った 「自然の恵みあふれる健康な住まいづくり」 の考えに添った、
住まいを提供することが出来ます。更に、みんなで力をあわせ、意識ある消費者に、
本当の住まいづくりとは何かを訴え続け、本当の豊かさが生まれてくると信じています。
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