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ムクの床板を張る場合は、根太に直接床板を張る場合と、一度捨て張りを行い、その後にムクの床板を張る場合があります。 根太を直接張る場合や、捨て張りが合板以外の杉の厚床下地な どを捨て張りにする場合は、接着剤を使わず、釘だけの施工でも 可能です。 接着剤を全く使用しない方法は、無垢フローリングにフロアー釘用のリード穴があいていることが条件です。 これは、リード穴があいていないと釘を打つときに、実(さね) が割れてしまうと床材が固定しなくなるからです。 又、ドアの下 枠や敷居部分の床との取り合いの所は一般的に接着剤を使いま すが、私共はドイツの天然接着剤を使用しています。 使わないで施工する場合は、床の上部より「フィニッシュ」とい う細い頭のない釘で押さえるようにします。 リード穴があいていても、フロアー施工時に割れる場合がありま すが、この場合は、床材をロスしますが、仕方がありません。 一般的には、接着剤で補修して、次の床材を張ります。 このように、接着剤を全く使用しないで施工することは可能です が、多少、床板の浮き、床鳴りを許容することであれば、施工可 能です。 床鳴りが心配されるときは、天然ゴム系の防震ゴムを間 に挟むこともありますが、ゴムは、化学物質過敏症 の方などには ダメな場合が多いので、この場合も必ずサンプル等により体験することをお勧めします。 そして、万が一体験してダメな場合には 多少の床鳴りが発生する旨を説明し、使用しない方がよいでしょ う。 昔は、根太に直接床材を、接着剤も使用せずに施工していたのです。 但し、建築主の方も、多少の板の数寄屋浮き、床なりに 対して許していた部分もあり、お互いにあまりひどくなった場合は、直してくれていたのかもしれません。 それが、多少のスキや浮き、床鳴りについても、ユーザー側がク レームとして指摘するために、接着剤を多用するようになったのです。 又、造る側も、その辺の所を事前に説明しておかないこと もクレームの発生につながるところがあるようです。 |