エンジュは中国の原産で、当地では尊貴の樹とされて います。古くから台湾、日本、韓国などで植栽され、 枝垂れ性のものが日本に導入されたのは、鎌倉時代だと いうことです。和名は古名えにすの転化したもの。
街路樹や庭木として植えられ、7月には、枝先の円錐 花序に白色の蝶形花を多数咲かせます。 蜂などの重要な蜜源植物ともなっている。
花・蕾にはルチンを多く含有し、蕾を乾燥させたものは、 槐花(かいか)という生薬で止血作用がある。
世界三大公園樹の一つで、三大美木ともいわれる 『ヒマラヤスギ』は別名『ヒマラヤシーダー』とも言われる。 ヒマラヤ北西部から、アフガニスタンの海抜1000m以上の 地に自生し、日本には明治初め頃に導入され、今では 多くの品種が作り出されている。名前に『スギ』と付いて いるが、スギよりも『マツ』に近い種である。 樹高は15m以上にもなる高木で、樹勢が強く、萌芽力も あるので、庭植えもできるが、根は比較的浅く、樹が大きく なると、台風などで倒れやすい。
『クロマツ』や『アカマツ』の葉が2本ずつなのに対して、 針状の葉が5本束生していることから、『ゴヨウマツ』の 名が付けられました。また、東日本では 『姫小松/ヒメコマツ』とも呼ばれているそうです。 葉の断面は三角形で、裏面は粉白色であり、遠目には 他のマツ類よりも銀青色に見えるのも特徴の一つ。 庭園木だけではなく、盆栽にもよく用いられ、最も盆栽に 適した樹種とされている。材は緻密で、木目が通っており、 建築材をはじめ、楽器、器具などに用いられる。
2月中旬の寒い時期に、寒桜は春の訪れをいち早く 伝えるかの様に咲き始めます。葉の出る前に、淡紅色の 5弁花が咲きます。蕾は紅色ですが、開花と同時に 淡紅色へと変化します。また、『カンヒザクラ』と 『オオシマザクラ』の雑種といわれています。 樹勢も中程度で、公園や街路樹のほか、 個人の庭に植えても楽しむことができます。
北米西南部原産のプンゲンストウヒは、和名では 『アメリカハリモミ』とも呼ばれています。 生長が遅く、幼苗期から新が立ち上がって、勢いが つくまでには数年がかかります。耐寒性が極めて強く、 栽培は容易ですが、暑さで葉が傷むため注意が必要。 品種は多く、様々な葉色や樹形のものがあり、景観を 演出する代表的な樹木として、ヨーロッパで多く見る 事ができます。また、クリスマスツリーに適した針葉樹の 中で、シンボルツリーとして、観賞価値の高い銀青色の 品種もあります。
静岡県河津町は、『河津桜』の故郷の様な場所であり、 毎年2月中旬頃『桜まつり』が行われているそうです。 → http://www.kawazu-onsen.com/ 『カワヅザクラ』には『カンヒザクラ』の品種が 入っているため、花色は淡紅色で、桜を代表する 『ソメイヨシノ』よりも赤味が強く、温かみのある、 優しい色です。一般的に、『ソメイヨシノ』よりも 半月~1カ月ほど早く開花します。
四国・九州を原産。 植物学者 牧野富太郎が、容姿端麗な平安時代の歌手 在原業平の様に美しいと、名付けられたのが和名です。 別名は『ダイミョウチク』・『セミアルンディナリア』 などがあります。 高さは3~5mになり、枝は主に1節から3本出ることが 多く、樹勢が強いと、翌年出る枝と合わせて 5本程度になります。稈は赤みを帯びます。 『ナリヒラダケは、窓の外に数稈植えて、月光を 楽しむによし』と言われていて、庭木として楽しめる。
中国南部、ヒマラヤの原産で、学名に『japonica』と ありますが日本原産ではありません。 葉は硬く、柊の葉の様に鋸歯があります。 独立しても群植しても別種の樹木と組合わせても良く、 他の樹の下の半陰地でも育ち、大気汚染や乾燥にも 強い樹木です。 果実は液果で、秋に青く熟します。 これを実生として、果肉をとり、植えます。